自然素材の家づくりについて

  自然素材の家づくりにたずさわる一番の面白さは、自然環境から家という形が生まれるまでのどの段階においても、過去から続く人々の営みと、今を生きる人々の繋がり、未来に続く人々のことを感じる事ができるという点だと思います。

 

 より良い自然素材の家づくりをするためには、自然からの恵みを建築の材料として生産してくれる人たち、素材を生かし環境に適した家づくりを考える設計者、そして建築を実際に作る職人さんたち、それらの価値を見出す住まい手の存在が不可欠です。

  住まい手と一緒に楽しみながら家づくりをすることが、今後も自然素材の家づくりを残すことができる方法だと考えています。

 

 自然素材の家づくりを通して、私たちが暮らす地球環境を守ること、私たちの暮らしの文化を継続させることに貢献できればと思います。

間取りについて

 住まい手から、暮らしのご要望、ご希望をお聞きし、家族のあり様と建築空間と周辺環境の関係性をデザインする、自然と共に暮らす住宅設計を心がけています。

建築構法について

 日本に古来から伝わる木で建築を作るという事に学び、住まい手が安心できる丈夫で長持ちする家づくりを、現場にたずさわる職人さんと共に作ります。

 私自身が建築設計にたずさわった当初から伝統的構法と土壁の家づくりを経験してきているので、時間とご予算が許せば、土壁の木の家づくりをお勧めいたします。

温熱環境について

 身体に身近な自然素材を主体に使用しながら、生活が快適な温熱環境性能を持つ、エネルギーを多く使わずに暮らせる家づくりを目指します。

 各物件ごとに、断熱計算をすることにより次世代省エネルギー基準を余裕を持ってクリアできるレベルで設計いたします。