材木店見学1


 今回の住宅でお願いする福島県、いわき市の正木屋材木店さんへ、お施主さんと見学へ行ってきました。

 いつ見ても製材機は迫力があります。1本1本、木の特性を見ながら製材をしていく様子は自然素材を扱うならではの仕事ですね。木の乾燥は、高温乾燥で一気に乾かしてしまうのではなく、木をサウナのような部屋に入れてじっくりと乾かしているということでした。そうすることで、内部割れの少ない良い材料へとなります。

 低予算の自然素材を活かす家づくりなので、杉の節あり材を柱、梁にしようと考えていたのですが、ヒノキの節あり材も安く手に入るということなので、柱として選定しました。最近は杉の柱を使うことが多かったのですが、久しぶりに見るヒノキ材は力強さがあって良いなと思いました。

 何事も実際に現場へ行き見て話すことで、設計がリアルな建築になっていく過程でより良いものにしていくことができるなと、改めて感じました。ものづくりの楽しいところでもあると思います。